2026.08.10
みなさまこんにちは。街の屋根やさん広島店です(^^)/ 広島市南区宇品西にお住まいのお客様より、「軒先が朽ちてきているので見てほしい」とご相談をいただきました。現地を確認したところ、軒先周辺に木部の腐食が見られました。傷みが見られた周囲の瓦を一度取り外し、劣化した下地を補修してか…
傷んだ下地を撤去した部分へ、新しい木材を張って屋根面を整えていきます。
屋根下地は、防水紙や瓦を支える重要な部分です。下地に腐食や強度不足が残ったままでは、その上に瓦を戻しても屋根を安定して支えることができません。
周囲の既存屋根との高さや勾配を確認しながら、新しい板を隙間なく施工しました。これにより、傷んでいた軒先周辺の強度を回復させ、次の防水工程へ進められる状態に整えます。
新しい下地の上へ、ルーフィングと呼ばれる防水紙を張ります。
瓦が屋根表面で雨を受け止めるのに対し、ルーフィングは瓦の隙間から入り込んだ雨水を屋外へ流す、屋根内部の重要な防水層です。
施工では、屋根の低い軒先側から高い側へ向かって重ねながら張っていきます。
継ぎ目を適切に重ねることで、雨水が防水紙の裏側へ入り込みにくい状態をつくります。
今回使用したルーフィングは、耐久性に配慮された改質アスファルトルーフィングです。
◇ルーフィングの役割
瓦が屋根表面で雨を受け止める「一つ目の防水」だとすると、ルーフィングは瓦の隙間から入り込んだ雨水を屋外へ流す「二つ目の防水」の役割を担います。
◇改質アスファルトルーフィングの特徴
一般的なアスファルトルーフィングにゴムや樹脂などを加えて性能を高めているため、破れにくく、温度変化にも強いことが特徴です。また、釘やビスを打った部分にも密着しやすく、雨水が屋根内部へ入り込むリスクを抑えます。
完成後は瓦に隠れて見えなくなりますが、雨漏りを防ぐうえで非常に重要な防水層です。
【参考】
ルーフィングとは?種類・役割・選び方・費用など屋根の防水完全ガイド!
桟木とは、屋根の横方向に取り付ける細長い木材です。瓦の大きさや葺き足に合わせて間隔を測り、瓦が均等に並ぶよう正確に取り付けていきます。
桟木の位置がずれると、瓦の重なりが不十分になったり、屋根全体の仕上がりが乱れたりするため、寸法を確認しながら施工することが大切です。
隣接する屋根との取り合い部分には、水切り板金を取り付けました。
水切り板金は、屋根を流れてきた雨水を適切な方向へ導き、木下地や建物内部への浸入を防ぐための部材です。
屋根材だけでなく、このような接合部の防水処理を丁寧に行うことが、雨漏りの再発防止につながります。
下地、防水紙、桟木、水切り板金の施工が終わったら、取り外して保管していた瓦を元の位置へ戻します。
今回の工事は葺き直し工事のため、状態の良い既存瓦は再利用しています。取り外した際に一枚ずつ状態を確認し、割れや欠けが見られた瓦のみ交換しました。
桟木に瓦を掛けながら、軒先側から順番に並べていきます。瓦同士の重なりや通りを確認し、ズレが生じないよう固定しながら施工しました。
最後に、瓦のズレや浮き、固定状態、板金周辺の納まりを確認して工事完了です。
腐食していた軒先周辺の下地を新しくし、防水紙と水切り板金を適切に施工したうえで、既存瓦をきれいに葺き直しました。
見た目はこれまでの瓦屋根の雰囲気を残していますが、瓦の下にある下地と防水層は新しくなり、屋根内部の防水性と耐久性が改善されています。

屋根の葺き直し工事は、使用できる瓦を再利用しながら、普段は見えない防水紙や木下地を補修できる工事です。
軒先の腐食や瓦のズレ、室内の雨染みなどが見られる場合、屋根内部で劣化が進んでいる可能性があります。表面だけで判断せず、早めに屋根全体を点検することが大切です!
屋根の無料点検・お見積り随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください(^^)/
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