貸倉庫の屋根施工現場の足場設置

今回の現場レポートは、広島市南区で貸倉庫の波型スレート屋根にガルバリウム鋼板の金属屋根をカバー工法にてリメイクするレポートをお送りいたします。

前回までは、点検を依頼された場合に、どのような点を確認していくのかというところをお伝えしてきました。

いよいよ今回は、ご契約いただいた屋根のカバー工法の施工に移っていきたいと思います。

まずは、足場の設置からお伝えしましょう。

くさび式足場の設置

いよいよカバー工法の工事が始まります。

今回の足場はくさび式足場という足場の種類で、くさび緊結式足場やビケ足場とも呼ばれています。

こちらの倉庫の建物は1階のみなので、比較的低い足場の設置で工事が可能です。

くさび式足場とは、ハンマーを使って凹凸がついた金具を打ち込んで、部材を組み立ていく足場です。

主にこちらのような低層の建物に適していて、高さ45mまでの建物でも使用が許されています。

そのため、安定した設置と安全な工事環境で、住宅や倉庫、工場やビルのほとんどがこちらの足場を使用しています。

メリットは、組み立てや解体が簡単で、複雑な形状の建物でも対応が可能なことです。

また、コストパフォーマンスにも優れているため予算を抑えたい方にもメリットとなります。

くさび式足場の主要部材を紹介しておきましょう。

この機会に覚えておくと、この足場の特徴が分かります。

・ジャッキ
足場の足の部分で高さ調節が可能です。
足場を支える役割があるため足場の安定性を高める重要な資材です。

・支柱
支柱はコマという緊結部が一定間隔についている鋼管のことです。

・手摺
手摺はコマに緊結するためのくさびが左右に付いている交換です。

・踏板
網状に形成されたいわゆる歩くためのステップです。

・ブラケット
ブラケットは踏板などの土台になる部材です。

・筋交
筋交は地震や台風などで倒れたりしないようにするための支えです。

・鋼製階段
足場に上がるための鉄製階段のことです。

他にも細かい部材はありますが、足場はこのような部材で構成され安全に工事をするために役立っているのです。

一度足場を設置した時にでもどのように組み立ていくのか見てみましょう。

このようにコストパフォーマンスにも優れた足場を弊社では使用しています。

工事の流れについて知りたい方はこちらをご覧ください。

前回のカバー工法の記事はこちら