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広島市南区、屋上の塩ビシート防水を調査｜色褪せ・破れに注意！

みなさまこんにちは。街の屋根やさん広島店です！
いつもブログをご覧いただきありがとうございます(^^)

広島市南区にあるビル屋上に施工されている「塩ビシート防水」の状態を確認するため調査に伺いました。
今回のブログでは、現地調査の様子や塩ビシート防水について解説していきます。

防水層は建物を守る重要な部分です。
最後までご覧いただき、屋上防水の点検・メンテナンスの参考にしていただければ幸いですm(__)m

【参考】
▼ここまでやりますお住まいの無料点検
▼街の屋根やさんとは

塩ビシート防水（IH工法）とは？

まずは、今回施工されていた防水工法について簡単にご説明します。

【塩ビシート防水とは】
塩化ビニル樹脂製の防水シートを屋上やバルコニーに貼り付けて防水層を形成する工法です。
耐候性や耐久性に優れ、紫外線や雨風の影響を受けにくいのが特長です。

その中でもIH工法（機械的固定工法）が採用されていました。
シートを専用の『固定ディスク』を使って下地に固定し、その上から熱風でシートを密着させる工法です。
シートの下に薄っすら見える丸い形が固定ディスクです！

接着剤ではなく機械でしっかり留めるため、建物の動きに強く、膨張や収縮にも対応できるのがメリットです！

塩ビシート防水の、一般的な耐用年数は12〜15年程度とされており、施工環境や使用条件によっては20年近く保つ場合もあります。

耐用年数内であっても劣化症状が出てくることがあるため、定期的な点検が重要です。
実際の調査写真を元に、劣化症状を解説していきます😊

塩ビシート防水の劣化症状

①色褪せ

塩ビシート防水の劣化症状として、もっとも初期に見られやすいのが色褪せです。

塩ビシートはグレーや白、緑系などの色味があり、施工当初は比較的はっきりとした色合いを持っています。
しかし、長期間にわたって紫外線や風雨にさらされることで、表面の色が徐々に薄れたり白っぽくなる現象が起こります。

色褪せが進むと・・・⚠️

・表面が劣化することで、柔軟性が失われ、ひび割れや破れが発生しやすくなる
・トップ層が失われることで、防水シートが直接紫外線や熱にさらされ、加速度的に劣化が進む

「色が変わっただけ」と思われがちですが、実は防水機能の低下が始まっているサインであることが多いです😣

②破れ

そのほか、塩ビシートの表面がボロボロと剥がれ、破れている箇所が確認できました。
塩ビシートが経年劣化によって柔軟性を失い、ひび割れや裂けが生じた結果と考えられます。

近くで見ると、シートが薄くなり、軽く触れただけでも裂けそうな状態でした😱

破れを放置すると・・・⚠️

・雨水の侵入による雨漏り
・下地（断熱材や躯体）の腐食やカビの発生
・内部鉄筋のサビや構造部材の劣化

見た目が小さな破れでも、そこから入り込んだ水は広範囲にダメージを与えることがあります。

ご提案内容

シート防水の上からウレタン防水を重ね塗りをご提案しました📝

調査の結果、既存の塩ビシート防水には色褪せ・破れ・表面の剥がれといった劣化が広範囲に見られました。
このままでは防水機能が十分に発揮されず、雨漏りのリスクが高まるため、既存のシートを撤去せずに、その上から新たな防水層を施工する方法をご提案させていただきました。

【ウレタン防水を選んだ理由】
ウレタン防水は、液状の防水材をローラーやコテで塗布する工法で、下地の形状になじみやすく、複雑な形状の屋上や既存防水層の上からの重ね塗りに最適です。

・既存の塩ビシートの劣化状況を踏まえ、撤去せずにウレタン防水による重ね塗りを実施
・費用・工期・建物への負担を抑えつつ、防水性能をしっかり確保
・今後のメンテナンスも見据えた、長期的に安心できる防水改修

施工の様子は随時更新していきます(*'ω'*)👍

防水層は見えない部分だからこそ、定期的な点検と早めの補修がとても重要です。
お気軽にご相談くださいね😊

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