2026.07.27
〇 夏期休業のお知らせ 〇 平素より街の屋根やさん広島店をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 誠に勝手ながら、下記の期間を夏期休業とさせていただきます。 休業期間:2026年8月11日(火)~8月16日(日) 休業期間中にいただいたお問い合わせにつきましては、8月17日(…

広島市安芸区にお住まいのお客様より、
「築40年以上が経過し、屋根の老朽化が気になると」とご相談をいただきました。
現地調査を行ったところ、セメント瓦の劣化をはじめ、棟漆喰の傷みや谷板金のサビなど、屋根全体に経年劣化が確認されました。
築40年以上が経過し、瓦屋根全体の経年劣化が進行していたことに加え、セメント瓦は現在製造が終了していることから、今後も安心して住み続けられるよう屋根葺き替え工事をご提案しました。





セメント瓦とは、セメントと砂を主原料として作られた屋根材で、昭和から平成初期にかけて多くの住宅で使用されました。
表面の塗膜によって防水性を保っているため、定期的な塗装などのメンテナンスが必要です。また、現在は製造が終了しているため、破損した場合に同じ瓦で補修することが難しくなっています。
そのため、築30~40年以上が経過したセメント瓦屋根では、劣化状況によって葺き替え工事が選ばれるケースも増えています。
現地調査では、屋根全体にエフロレッセンス(白華現象)や表面のざらつきが確認されました。
セメント瓦は表面の塗膜によって雨水の浸透を防いでいますが、長年にわたり紫外線や雨風の影響を受けることで塗膜が劣化し、瓦自体が雨水を吸収しやすくなります。
雨水が浸透すると、セメント成分に含まれるカルシウムが表面へ溶け出し、エフロレッセンス(白華現象)や表面のざらつきが発生します。
今回のお住まいは築40年以上が経過しており、屋根全体で塗膜の劣化が進行している状態でした。
屋根の棟部分を確認すると、棟瓦には色あせや汚れなどの経年劣化が見られました。また、棟漆喰にはひび割れや欠け、剥がれも確認されました。
棟漆喰は、棟瓦のすき間を埋めて雨水の浸入を防ぐ大切な材料です。しかし、長年にわたり紫外線や雨風の影響を受けることで、ひび割れや剥がれなどの劣化が発生します。
このまま放置すると、棟内部へ雨水が浸入し、棟を支える下地の劣化が進むことで、棟瓦のズレや棟の崩れ、雨漏りにつながる恐れがあります。
谷部分を確認すると、谷板金全体にサビが発生していました。
谷板金は、屋根に降った雨水が集まって流れる場所に取り付けられているため、長年雨水にさらされることで塗膜が劣化し、サビが発生しやすくなります。
サビが進行すると板金に穴が開き、雨水を受け止められなくなるため、雨漏りの原因になります。
過去に補修された箇所も見られました。
これまで必要なメンテナンスを行いながら、大切に維持されてきたことがうかがえます。
ただ、築40年以上がが経過したセメント瓦には経年劣化も見られ、屋根全体で改修を検討したい時期を迎えていました。
今回の調査では、セメント瓦や棟漆喰、谷板金など、屋根全体で経年劣化が確認されました。
築40年以上が経過していることに加え、セメント瓦は現在製造が終了しているため、将来的に同じ瓦で補修することが難しい状況でした。
また、見えている瓦だけでなく、普段は見えない防水シートや下地も劣化している可能性があります。
そのため今回は、部分的な補修ではなく屋根葺き替え工事をご提案しました。
屋根葺き替え工事とは、既存の屋根材をすべて撤去し、野地板やルーフィング(防水シート)などの下地を点検・補修したうえで、新しい屋根材を施工する工事です。
屋根材だけを交換するのではなく、普段は見えない下地まで新しくできるため、屋根全体の防水性や耐久性を回復できます。
まずは、安全に作業を行うための足場を設置します。
足場をしっかり組むことで、瓦の撤去から新しい屋根材の施工まで、安全かつ丁寧に工事を進めることができます。また、飛散防止シートも設置し、近隣へ配慮しながら作業を行います。
既存のセメント瓦を一枚ずつ丁寧に撤去していきます。
瓦を取り外すと、その下には葺き土(ふきつち)が施工されています。
葺き土は、昔の瓦屋根で瓦を安定させるために使われていた土です。
今回の葺き替え工事では、瓦だけでなく葺き土・瓦桟もすべて撤去し、新しい下地を施工できる状態に整えていきます。
既存の野地板の状態を確認します。
野地板は屋根材を支える土台となる大切な部分です。
今回の現場では、大きな傷みが見られなかったため、このままルーフィング(防水シート)の施工へ進みました。
既存の野地板を確認した後は、ルーフィング(防水シート)を屋根全体に施工します。
ルーフィングは、瓦の下で雨水の浸入を防ぐ重要な防水シートです。
万が一、瓦のすき間から雨水が入り込んでも、建物内部へ浸入するのを防ぐ役割があります。
ルーフィングを隙間なく丁寧に施工することで、防水性を高め、雨漏りしにくい屋根へと仕上げていきます。
ルーフィング(防水シート)の施工後は、谷板金を取り付けます。
谷部分は屋根に降った雨水が集中して流れるため、雨漏りを防ぐうえで特に重要な場所です。
ルーフィングとの取り合いも丁寧に施工し、雨水をスムーズに排水できるよう仕上げていきます。
ルーフィングや谷板金の施工後は、瓦桟(かわらざん)を取り付けます。
瓦桟は、瓦を固定するための土台となる材料です。
今回は木材ではなく樹脂製瓦桟を使用しました。
樹脂製瓦桟のメリット
軒先から棟に向かって一枚ずつ防災瓦を施工していきます。
軒先から順番に施工することで、瓦同士がしっかりとかみ合い、雨水がスムーズに流れる屋根に仕上がります。
瓦同士の通りや納まりを確認しながら、一枚ずつ丁寧に施工しました。
今回使用した三州瓦「スーパートライ100」は、瓦同士を連結して固定する構造に加え、ビスや釘で1枚ずつ固定する「3点固定」を採用した防災瓦です。
この施工方法により、強風や地震による瓦のズレや飛散を抑え、耐風性・耐震性に優れた屋根へと仕上げることができます。
屋根と外壁が取り合う部分には、雨押え板金を施工します。
雨押え板金は、外壁を伝って流れる雨水が屋根内部へ浸入するのを防ぐための大切な板金です。
外壁との取り合い部分は雨漏りが発生しやすい箇所のため、隙間ができないよう納まりを確認しながら丁寧に施工しました。
防災瓦を葺き終えた後は、棟瓦を施工していきます。
棟瓦は、屋根の頂上部分を仕上げる瓦で、屋根の面と面が交わる部分から雨水が浸入するのを防ぐ大切な役割があります。
すべての工程が完了し、三州瓦「スーパートライ100(防災瓦)」を使用した屋根葺き替え工事が完成しました。
経年劣化が進んでいたセメント瓦屋根から防災瓦へ葺き替えたことで、防水性・耐風性・耐震性が向上し、これからも長く安心して住み続けられる屋根へと生まれ変わりました。
今回は、セメント瓦屋根を三州瓦「スーパートライ100(防災瓦)」へ葺き替えることで、これからも安心して住み続けられる屋根へと生まれ変わりました。
セメント瓦屋根は、現在では築30~40年以上が経過しているお住まいも多く、屋根全体のメンテナンスを検討する時期を迎えています。
これまで塗装によるメンテナンスを行ってきた屋根でも、築年数や劣化状況によっては、葺き替えが適した選択となることがあります。
街の屋根やさん広島店では、広島市安芸区をはじめ広島市近郊で、屋根の無料点検・お見積りを行っています。
根の状態は、お住まいごとに異なります。築年数だけで判断するのではなく、現在の屋根の状態を確認したうえで、お住まいに合ったメンテナンス方法を選ぶことが大切です。気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
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