HOME
現場ブログ
広島市西区、２階建てビルの漏水調査｜ALC外壁のクラックが原因？

みなさまこんにちは。街の屋根やさん広島店です！
いつもブログをご覧いただきありがとうございます(^^)

広島市西区にある２階建て事務所にて「漏水が発生している」とのご相談を受け、現地調査に伺いました！

◆街の屋根やさん広島店では、雨漏り（漏水）が発生している場合、
原因をしっかりと調査し、最適な工事内容をご提案させていただきます。
お住まいのことでご不安なことがある方は、ぜひご相談ください。

【参考】
▼ここまでやりますお住まいの無料点検
▼街の屋根やさんとは

調査を行った建物情報

【建物情報】
・構造：２階建て　鉄筋コンクリート造
・外壁材：ALCパネル

【調査方法】
まずは外壁の目視調査を行い、その後に打診調査も実施しました。

🔍打診調査とは？
ハンマーなどで軽く外壁を叩き、音の違いで浮きやひび割れの進行状態を確認する調査方法です。
詳しくは調査写真を元にご紹介していきますね！

外壁調査

ALC外壁にクラック（ひび割れ）が確認できました。
はじめに、ALC外壁について簡単にご紹介します！

【ALCとは？】
「Autoclaved Lightweight Concrete（軽量気泡コンクリート）」の略称です。
珪石・セメント・石灰・発泡剤などから作られるパネル状の外壁材です。

【特徴】
・コンクリートよりも軽量で耐震性に優れる
・内部に細かい気泡があるため断熱・防音性が高い
・不燃材であり、防火性にも優れる

これらの特性から、工場・倉庫・事務所建物などでも広く使われています。

🚩ただしALCは非常に多孔質な構造のため、表面の防水性が低いというデメリットがあります。
そのため、定期的な塗装メンテナンスやシーリング補修が必要です。

打診調査を行いました

現地調査では、ALC外壁のあちこちにクラックが見られました。
こうしたひび割れは雨水の侵入口となるため、雨漏りの原因として真っ先に疑います。

しかし、ひび割れの有無や位置だけで、劣化の深刻さを判断することはできません。
さらに打診調査を実施し、目では見えにくい劣化も確認しました😊

【打診調査とは？】
外壁を専用のハンマーや打診棒などで軽く叩き、返ってくる音や感触からひび割れ、浮き、剥離などの見えない劣化を確認する方法です。

【打診調査で分かる事こと】
・正常な部位は「コンコン」としまった音
・浮き・剥離している部位は「ポンポン」と軽い空洞音
・表面が無事でも、内部で劣化が進行している箇所を特定できる

【なぜALCに打診調査が有効？】
ALCパネルは内部に気泡がある構造で、ひび割れや吸水で内部から劣化が進むことがあります。
そのため、「見た目以上に内部が劣化している」ケースが多く、打診調査との相性が非常に良い外壁材です。

調査の結果

目視で確認できたクラックに加えて、打診調査を行ったところ、複数の箇所で「浮き」や「内部の剥離」があることが判明しました。
特にクラック周辺は、打診棒で叩くと「ポンポン」と軽い音が返る箇所があり、表面は保たれていても、内部のALCが傷んで空洞化している状態でした。

【ご提案内容】
・劣化部の撤去と下地処理
→ 内部の傷んだALC部分を除去し、モルタル等で下地を再形成します。

・下塗りには「微弾性フィラー」を使用
→ クラック追従性・防水性に優れた下地材で、細かなヒビを埋めながら均一な仕上がりに整えます。

※ 微弾性フィラーとは？
柔軟性のある下地材で、髪の毛のような細かいクラックにも追従。
外壁の防水性を高め、仕上がりの美しさにもつながります。

・仕上げ塗装
→ 外壁全体の保護と美観を回復するため、上塗り塗料で仕上げを行います。

ひび割れや雨漏りがあると、つい表面だけを補修して済ませたくなりますが、
見えない内部の劣化までしっかり調査し、必要な部分を撤去・補修することが長持ちする工事のポイントです！

外壁からの雨漏りでお困りの方は、街の屋根やさん広島店までお気軽にご相談ください！

｡.:*･ﾟ＋.｡.:*･ﾟ＋.｡.:*･ﾟ＋.｡.:*･ﾟ＋.｡.:*･ﾟ＋
【街の屋根やさん広島店】
電話番号：0120-277-750〔9：00～17：00受付中〕

メールでのお問い合わせは24時間受け付けております
メール受付はこちらから

本〒731-5141広島市佐伯区千同2丁目9-17
店舗詳細はこちらから
｡.:*･ﾟ＋.｡.:*･ﾟ＋.｡.:*･ﾟ＋.｡.:*･ﾟ＋.｡.:*･ﾟ＋