HOME
現場ブログ
広島市東区、漆喰が落下してきた築35年瓦屋根を点検！漆喰の補修方法とタイミングはいつ？

みなさまこんにちは(^^♪
街の屋根やさん広島中央店のブログをご覧いただきありがとうございます。

広島市東区で「屋根の漆喰が落ちてきたかもしれない。一度見に来てほしい」とのことでお問い合わせをいただきました。

築35年で瓦屋根の大きな補修は今までされた事がないそうなので、まずは劣化の状態や修理の必要性を確認しなければいけません！
屋根の調査のため、弊社のスタッフが無料点検にお伺いしました！

【関連ページはこちらから】
▼街の屋根やさんとは
▼ここまでやりますお住まいの無料点検

広島市東区で瓦屋根の点検を行った現場紹介

広島市東区にある築35年ほどの瓦屋根住宅になります。

日本瓦と呼ばれる粘土を使って焼き上げた「和瓦」になります。
和瓦は塗装を行う必要はなく、色褪せはしますがそれによって瓦自体がだめになってしまうことはありません。

寿命が長いのが和瓦の最大のメリットですが、メンテナンスが全く必要ないわけではありません！
今回は、メンテナンス方法などを現場事例をもとにご紹介します。

【関連ページはこちらから】
▼粘土瓦・コンクリート瓦・セメント瓦、瓦の種類・見分け方とメンテナンス方法

漆喰の経年劣化の症状

東区の現場では「漆喰が落ちてきたかも」というご相談から調査を行うことになりましたが、確かに漆喰の劣化が目立っていました！
漆喰は、定期的にメンテナンスを行う必要があるのですが、意外と漆喰のメンテナンスの必要な時期を見逃してしまいケースが多いです。

瓦屋根の漆喰（しっくい）は、屋根の耐久性と防水性を保つために非常に重要な役割を果たしています。
漆喰は主に屋根の棟部分に使用され、瓦と瓦の間の隙間を埋めることで、雨水や風から屋根を守っているんですよ(^^)

まずは、そんな重要な役割を担っている漆喰の劣化症状についてご紹介しますので、メンテナンスの時期の参考にしてください。

漆喰の黒ずみ

漆喰の劣化症状は様々ありますが、よくあるケースとして漆喰が黒ずんできたということが挙げられます。

屋根の棟や隅棟の漆喰を眺めてみると、何となく黒ずんでいることがあります。
この黒ずみは、漆喰に生えているカビやコケが原因です。

漆喰の剥がれ

屋根瓦に使われる瓦の耐用年数は長いもので50～60年と言われていますが、漆喰の寿命は瓦よりも短く、20年前後で表面が剥がれてきたりするのが一般的なんです！

家の敷地などに石やコンクリートのような塊が落ちている場合、劣化した漆喰の可能性があります。

棟の土台である葺き出の流出

漆喰が剥がれてしまうことで屋根の中でも一番重要と言える棟の土台にあたる、葺き土（ふきど）が雨風に打たれて、流出しています。

漆喰が剥がれて、葺き土が剥き出しの状態が続くと、多くの水を吸ってしまいます。そして、晴れの日には乾燥するのを繰り返すと、葺き土の劣化を早めることになります。

最悪のケースとしては、屋根の中へ雨水の浸入を許してしまうんです(>_<)

棟瓦の歪み

下からだと分かりにくいですが、屋根の上から見ると棟が歪んでいます。

これは、葺き土が劣化して、瓦を固定する力が無くなっている証拠です。

本来、棟瓦はしっかりと固定されている部分ですが、歪みや破損など固定力が低下したタイミングで台風などの強い刺激を受ければ、崩落といった被害が起こる可能性が非常高くなります。

漆喰のメンテナンス方法

漆喰詰め直し工事	剥がれや崩れが軽い場合に行われ、傷み始めた漆喰を取り除いて、新しく詰め直すものです。
棟瓦取り直し工事	棟瓦を一度取り外して、新しい漆喰を詰め直し、再度取り外した棟瓦を設置する工事です。瓦がズレたり、漆喰が剥がれてほとんどなくなってしまったり、重症な場合に行います。

棟は本来まっすぐになっていなければなりませんが、東区の現場のように歪んでいる場合、漆喰の大部分が剥がれているためと言えます。

このような場合、棟瓦取り直し工事を施工します。
流れとしては既存の棟を撤去し、新しく土台（葺き土）を作り直します。土台が完成したら、一度撤去した瓦を積んでいきます。

街の屋根やさん広島中央店が過去に施工した棟瓦の取り直し工事のブログはこちら⇓⇓
▼広島市中区、築30年以上の瓦屋根住宅で傷んだ棟の漆喰を取り除き、棟瓦の取り直し工事！

関連記事はこちら⇓⇓
▼傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ

瓦の劣化も見られました

【瓦のひび割れ】
割れている枚数が少なく、割れの程度が軽微であれば、コーキング・セメントを使って補修したり、部分的に瓦を差し替えることも可能です。

【瓦のズレ・浮き】
地震や台風の影響で、瓦がずれたり浮いたりすることがあります。下地が劣化（腐食）している場合は、広範囲でずれることがあります。

放置すると、隙間や浮いた部分から雨水が入り込み雨漏りの原因となるため、早めの処置が必要になります。
部分交換または、ズレや浮きが広範囲に及ぶ場合は、全面的な葺き替え工事が必要になります。

関連記事はこちら⇓⇓
▼4つのチェックポイントで瓦屋根の点検・メンテナンスのタイミングを知ろう

【まとめ】

瓦屋根はメンテナンスがほとんどいらないと思われがちですが、屋根漆喰は約20年前後でメンテナンスが必要になります。

漆喰の劣化を放置すると、雨漏りの原因になったり、多額の工事費用が発生してしまう可能性があります。

今回の記事を読んで、漆喰工事について詳しく知りたい方や、瓦屋根のメンテナンスを検討されている方は、街の屋根やさん広島中央店にお気軽にお問い合わせください！