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片流れ屋根とは、一方向にのみ傾斜がついているシンプルな屋根形状のことで、大きな一枚板が斜めについています。
最近人気の高い理由として、デザインが好まれることもありますが、土地の狭い狭小地や平屋などの居住する空間を確保するために有効だからです。
切妻屋根や寄棟屋根と比較してもデッドスペースが活用できるため、小屋裏を収納にしたり読書の部屋などの趣味として有効利用する設計もよくあります。
また、自然光の取りにくい平屋の住宅では、高い位置に窓を設けることが可能なので明るい空間が確保できるのです。
片流れ屋根は、見た目のスタイリッシュなデザインと居住空間の充実を理由に大変人気のある屋根形状といえます。
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片流れ屋根のデメリットと言われている雨漏りのリスクは、他の種類の屋根と比較すると高いのは事実です。
その理由は、雨水の流れる方向が他の屋根と違うことが関係しています。
片流れ屋根の最も高い部分は、構造上斜め上を向いているため、その付近に落ちた雨水は屋根の裏を伝い外壁に向かって流れてしまいます。
その流れた雨水が屋根と外壁の取り合い部分に達すると雨漏りを起こす可能性が高くなるのです。
また、屋根の端に付いている破風板と屋根の下地である野地板の間から、伝わった水によって雨漏りが発生するケースもあります。
しかし、他の屋根形状の軒先は全て外壁を守るように斜め下方向に向いていますよね。
そのため片流れ屋根の形状は雨風や強い日差しなどで、他の屋根よりもダメージを受けやすく劣化しやすいのです。
ただし片流れ屋根が雨漏りしやすいということはありますが、切妻屋根や寄棟屋根でも棟が多いという理由で雨漏りのリスクは高いのです。
基本的には、どの屋根形状でも良い材料と、施工する職人の技量が揃っていれば雨漏りは避けられます。
しかし、屋根のメンテナンスを先延ばしにして劣化を進めてしまったり、そもそも屋根材の耐用年数がオーバーしていては雨漏りの発生も起こります。
片流れ屋根のデメリットを理解した上で、どこに注意すれば雨漏りを防げるかということを覚えておきましょう。
片流れの屋根の方で雨漏りの心配な方は無料点検をおすすめします。
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