ウレタン防水の密着工法と通気緩衝工法の違いについて解説していきましょう。
密着工法とはウレタン防水材を塗布した後、メッシュシートを貼り付けて強度を増アップさせ、その上からウレタン防水材を重ね塗りする工法のことです。
一般的な住宅のベランダやバルコニーなど比較的場面の小さい場所に使われる工法です。
密着工法はウレタン防水によくある膨れが出ることがある工法なので気をつけなければいけません。
膨れの原因は、プライマーなどの下地を塗布した際に完全に乾燥されずに施工した場合や下地材が不足していたり反対に多すぎたりした場合に起こります。
またメッシュシートの接着不良や押えが不十分な時に起こることもあります。
このように密着工法は防水材の間にメッシュシートを挟みますが、通気緩衝工法では通気性能のある通気緩衝シートをプライマー塗布後、下地に貼り付けます。
つまり、通気できるシートにより中で発生する水分を逃がすことができるのが通気緩衝工法という工法です。
通気緩衝工法のメリットは床と塗料の間の水分を逃がすことができることです。
水分を脱気筒から排出することができるため水蒸気が発生しても膨れの原因にはなりません。
床下地と防水層が密着しないので、下地がもし劣化していても影響を受けにくいのもメリットの一つです。
しかしその反面デメリットもあります。
まず通気緩衝工法は難しい工法なため、防水工事の専門業者しか施工することができません。
職人の手作業で施工していくので職人の技術次第で仕上がりが違うこともあり、職人によって差が出ることもあります。
そのため専門的な知識と技術を要するので、どこでもできる防水工事ではないのです。
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