屋根塗装で塗料を選ぶ際、何に気をつければ良いのでしょうか?
予算もありますが、耐久性がなく長持ちしない塗料もメンテナンスサイクルが早くなり、長期で見ればトータルコストが高くなってしまうこともあります。
今回は塗料の選択方法とポイントについてみていきましょう。
前回の遮熱塗料で夏の暑さ対策のコラムをご覧になりたい方はこちらからどうぞ!
屋根塗装の塗料には耐用年数があり、出来るだけ耐久性の高い塗料を選ぶと良いでしょう。
住宅の中で最も外的刺激を受ける屋根は、劣化する速度が最も早いといわれています。
夏の直射日光による紫外線や台風時の雨風をいつもまともに受けているため、屋根材や塗膜の劣化は激しいといえます。
劣化速度は、状況により外壁の2倍の速度で劣化が進む場合も少なくありません。
外壁の方が目に止まりやすいですが、屋根の方が耐久性の高い塗料を使うことが重要です。
屋根塗装の塗料は、外壁よりグレードの高い種類の塗料を選択することがおすすめです。
屋根塗装の際、種類が決まれば残りは色の選択です。
せっかく耐久性のある塗料を使用しても、色の選択次第で塗料の効果を半減させてしまうことがあります。
屋根塗装には遮熱塗料や断熱塗料がありますが、色が持つ熱の吸収率を考えなければ室内温度は改善されません。
ブラックは熱を吸収し、ホワイトは反射するという原理は他のものでも同じです。
2階の部屋が暑いので、遮熱塗料を使えば良いのではと考えてしまいますが、屋根の色がブラックではあまり意味がなくなってしまいます。
暑さ対策に研究開発された遮熱塗料なので、通常の塗料のブラックと比較すると効果はあります。
しかし、遮熱塗料のブラックと通常塗料のホワイトとを比較すれば難しい判断になるでしょう。
そのくらいの色のトーンで、熱の吸収と反射により差が出てきます。
色の効果は大きく、室内が暑いのであれば、ホワイトに近い明るめのトーンを選択するのがベストといえます。
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