水性塗料は油性塗料と何が違うのでしょうか。
塗料を薄める役割の溶剤が有機溶剤か水かという違いなのですが、油性塗料は、塗料を溶かすためにシンナーなどの有機溶剤を用います。
一方水性塗料は、水で溶かし薄めて使用します。
そのため塗装した際に、油性塗料は有機溶剤が揮発し塗膜が作られて定着します。
その際に有機溶剤の臭いが発生し、工事中は近隣に異臭で迷惑をかけてしまうことも少なくありません。
一方水性塗料は水が蒸発して乾燥し塗膜が形成されるため、油性塗料の有機溶剤のような臭いはしません。
近隣に迷惑もかけずに、塗装工事をする職人も有機溶剤による中毒にかかり健康被害もないでしょう。
外壁塗装の主流は水性塗料になっています。
今までは外壁塗装に使用する塗料は油性塗料と決まっていたのですが、シンナーなどが含まれた有機溶剤を使わなければ外壁塗装工事はできませんでした。
しかし、従来の油性塗料は臭いがキツいため、体調を悪くする人も多数おられ、健康被害などいろいろな問題が続きました。
水性塗料が開発された頃は、油性塗料と比較すると耐久性が低く価格も安く、長持ちしないイメージがあったようです。
最近では、水性塗料のグレードも上がり耐久性に優れた塗料が続々と開発販売されています。
外壁塗装は油性塗料ではなく水性塗料が主流になっていることが分かりましたが、屋根の塗装はどちらが良いのでしょうか。
屋根は外壁と同様にいつも強い紫外線や雨風にさらされ過酷な状況です。
しかし、屋根は建物の中で最も紫外線の当たる場所で、外壁よりもより過酷な条件なのです。
そのため屋根塗装の場合は、紫外線や熱にも対応できるコッテリした油性塗料がおすすめです。
日中紫外線が直射している状況の屋根は油性塗料で塗装し、臭いや健康被害、近隣への影響を配慮した水性塗料は外壁塗装に使用することをおすすめします。
水性塗料に興味をお持ちの方や外壁塗装のメンテナンスをお考えの方はこちらからご相談ください!
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