差し掛け屋根のメリット！

差し掛け屋根は、屋根が段違いになっている形状の屋根のことです。

高さの違う片流れ屋根を合わせたようなアシンメトリーな屋根形状が特徴です。 

段違いになっているため屋根と屋根の間に外壁が存在し、その場所に窓を設置して採光を確保することができます。

差し掛け屋根のメリットは、広い小屋裏空間の充実と採光が取り入れられるところです。


屋根の段差で高低差があるため、広いスペースと窓の設置ができます。

小屋裏のスペースに小部屋を作り、子供が喜びそうな遊ぶスペースを作ってあげることもできます。

季節ごとに入れ替えるものを収納したり、読書など趣味の部屋などに活用することも可能です。

広い屋根裏空間を確保できる差し掛け屋根は、空気の流れは作りやすい設計となっているため、通風性の高さと暑い日差しを緩和する断熱性に優れています。

また、差し掛け屋根は強風に対する屋根の耐風性が高く、風に強いというメリットがあります。

屋根同士が支え合う構造となっているため、風に強い設計が実現しているからです。

さらに一見複雑そうに見える屋根形状の差し掛け屋根ですが、実際は構造自体シンプルで低コストというメリットもあります。

他には、差し掛け屋根のメリットは、太陽光パネルの設置に適しているという点です。

切妻屋根と同様に、2面の勾配で構成され段差が付けられているので、片側の屋根の面積を多くとることが可能です。

発電効率の良い南向きであれば、太陽光パネルの設置を検討するのも良いでしょう。

前回の入母屋屋根の基礎知識コラムをご覧になりたい方はこちらからどうぞ！

差し掛け屋根のデメリットは雨漏りのリスクが高いことです。

段差のある構造になっている差し掛け屋根は、屋根と壁の接合部から雨水が入ってしまいやすい構造です。

そのため雨漏りのリスクがある箇所は、雨仕舞いをしっかりと行う事が重要です。

差し掛け屋根と外壁は密接な関係にあるので、雨漏りを起こしてしまった場合は大屋根よりも原因の究明や補修工事が難しいのです。

屋根や外壁だけでなく室内や小屋裏を確認した上で、雨漏りの原因を究明できる信頼性の高い業者に調査をしてもらいましょう。

定期的な点検やメンテナンスを行えば、雨漏りのリスクを軽減することができるので、点検は怠らないようにすることをおすすめします。

差し掛け屋根の方は一度無料点検をおすすめします。

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