入母屋屋根とは、切妻屋根と寄棟屋根を合わせた形状の屋根です。
入母屋屋根は屋根の上部が切妻屋根の形をしており、下部が寄棟屋根の形をしています。
日本建築の伝統的な屋根の形で、お城や神社仏閣などで多く見られるほか、個人の住宅でも採用されており高級感が感じられる存在感があるデザインです。
入母屋屋根のメリットは、耐風性が高く台風時の雨風に強いことです。
日本瓦の屋根材を使用している建物がほとんどで、軒は四方あり雨樋も全て付いていることで大雨にも安心です。
また、切妻屋根の長所を取り入れているので、高低差のある広い屋根裏を使って、空気の流れを効果的に作り出すことができます。
寄棟屋根の安定感を取り入れつつ、換気が悪いというその弱点を切妻屋根部分で上手く補っています。
入母屋屋根のデメリットは、メンテナンスやリフォームに費用がかかるところです。
屋根形状が複雑なため、入母屋を扱える大工や瓦職人が減少したことで、材料費や人件費も高くなりました。
入母屋屋根は、寄棟屋根と切妻屋根の重なった形状なので、屋根に谷や棟が多く存在するので 屋根形状が複雑になります。
接続部分が多いと、雨漏りのリスクもそれに伴って増えてきます。
繊細な設計と施工が重要で、大工や職人の技量が問われ雨漏りを修繕することは非常に高度な技術が必要とされます。
また、入母屋屋根は屋根の重量が重く耐震性に不安があるところがデメリットです。
二つの屋根を重ね合わせた形状で、瓦をのせた屋根が多いので重量の重い屋根です。
耐震性が不安な場合は、瓦を撤去しガルバリウム鋼板などで屋根を葺き替えることも一つの手段ですね。
・入母屋屋根のリフォームについて
入母屋屋根に考えられるリフォームは
・日本瓦の場合は谷部分の板金が銅製の場合ステンレス製に交換する
・漆喰が欠損している箇所を補修する
・棟部分のズレやひび割れによる積み直しをする
・棟部分のワイヤーかけ直しをする
・耐震性を考慮し軽い屋根材に葺き替える
などが挙げられます。
瓦と漆喰の状況は、定期的に点検することをおすすめします。
入母屋屋根の修繕もお任せください。
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